2018年4月より、「グループホームたんぽぽ」では
お誕生日のご利用者様の願いをくみ取り、可能な限りかなえて差し上げる・・・
という取り組みを開始いたしました。
・・ひとりひとりの願いが満たされ、ひとつひとつの笑顔を咲かせる・・
ただひとつの物語に寄り添う。人生にはひとつとして同じ物語はありません。
仕事一筋の人生、波瀾万丈の人生、夢を追い続けた人生。
そんな世界でたったひとつの物語の終盤が、認知症になったことでご本人様だけでなく、
ご家族様までも大きな不安に包まれてしまうのはとても悲しいことです。
幸せになりたい。それはいくつになっても、
どんな状況になっても変わることのない願い。
その願いを叶えるために、症状に合わせた認知症ケアと
想いと人生に寄り添うサポートで、ご本人様やご家族様が望む「幸せ」を一緒に探し、
カタチにしていきたい・・というのがグループホームたんぽぽ管理者の願いです。

第一弾といたしまして、H様たってのご希望により、本日、娘様宅へグループホーム管理者と部長と共にご帰宅されました。娘様達ご夫妻も楽しみに待っていらっしゃいました。
到着されると、見覚えが無い様子で周りをキョロキョロ見渡しており、最初は少し緊張気味のH様でしたが、徐々に記憶がよみがえり、いろいろなことを思い出していたご様子でした。

今回H様にとっては、15年ぶりの帰郷となりました。当時のことを思い出し、お歌を唄われたり、笑顔が溢れ、ご自宅でのなじみのある味付けのお食事をされて、とても懐かしいというご様子のお顔をされていらっしゃいました。


その他にお墓参りやご近所を散策することもでき、お帰りの際には皆様とても名残惜しそうにお別れになっておいででした。


ホームへ戻ってからも、H様はとても嬉しそうに生き生きとした表情で過ごしておられました。
本日は、H様、そしてご家族様の心からの笑顔をたくさん見ることができ、私たちと致しましても大変嬉しく思っております。
今後もお誕生日のご利用者様のご希望に出来る限り添えるよう取り組んでいき、ご利用者様やご家族様が望む「幸せ」を一緒に探し、カタチにしていきたいと思っております。