さて、今回は代表的な4施設をご説明いたします。
特別養護老人ホーム(特養)
常時介護が必要な要介護3以上の方が入居対象です。公的な施設で多くの待機者があり、順番待ちが必要な特養がほとんどです。月額利用料は入居者の前年度の所得によって決まり、年金が少ない方には軽減措置があります。
◆必要性の高い方優先
◆入居対象:要介護3以上
◆軽減措置あり
◆多床室と個室
◆全国どこでも
◆施設によっては数百人待ち
<選び方のアドバイス>
要介護3以上になったら、まずは特養を見学し、気に入った施設があれば申込をしましょう。
申込をキャンセルしても違約金は発生しません。また、特養の順番がくるまで、介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、老人保健施設に入居することも選択肢の一つです。

老人保健施設(老健)
退院が決まったけれど自宅に戻るためには、もう少しリハビリを行いたい場合に入所するリハビリ専門の施設です。
理学療法士などリハビリ専門員が配属されています。
◆リハビリ専門施設
◆入居対象:要介護1以上
◆軽減措置あり
◆4人部屋と個室
◆全国どこでも
◆原則入居期間3〜6か月
<選び方のアドバイス>
病気やケガで入院すると体力が低下するため、退院後の自宅生活に不安がある方は「老健」でリハビリを行ってから、再度自宅での生活を考えるのも選択肢の一つです。

介護付有料老人ホーム
自宅での生活が困難な為24時間体制で見守り・介護を受けたい場合に入居する施設です。
施設によって入居条件や費用・サービス内容が異なるため、確認が必要です。
◆24時間の介護体制
◆入居時介護度は施設毎に設定
◆比較的入居費用が高い
◆原則個室
◆全国どこでも
◆施設毎にサービスが異なる
<選び方のアドバイス>
都道府県から介護保険の特定施設を指定を受けている施設です。基本サービスについては介護保険の限度額を超えて追加料金が発生しない点がメリットです。施設によって受入介護度や入居費用、サービス内容・看取りや認知症対応、既入居者の身体状況などが異なるため、複数見学することをお勧めします。

住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅
お元気な方から重介護の方まで、様々な予算やニーズに合わせて住まいをお探しの方におすすめの施設です。
バリアフリーで安否確認等が付いている安心できる高齢者向けの賃貸住宅です。
◆人員体制は施設毎に異なる
◆入居時介護度は施設毎に設定
◆安い施設・高い施設など様々
◆個室・夫婦部屋
◆全国どこでも
◆施設毎にサービスが異なる
<選び方のアドバイス>
介護や看護は外部の事業者と個別に契約して「居宅サービス」を利用する仕組みです。「デイサービス」が使える場合もあります。サービス付き高齢者向け住宅等の必須サービスである「安否確認・生活相談」以外は、受入介護度や入居費用、サービス内容などが施設によって異なるため、複数見学することをおすすめします。
ちなみに、弊社は4番目の住宅型有料老人ホームになります。
http://konno-tanpopo.com/welfare/nursing-home.html
そして、次回は「施設選びのポイント」をご説明させていただきたいと思います♪
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